健康な人が水素水を飲んだり水素吸入し続けると効果や変化はあるのか【体重・血液検査】

2025年4月15日

※この記事は各研究機関が公式に発表している論文等のデータを基に配信しております。詳しくは「引用文献」をご参照ください。

 

現在、分子状水素の生物学的効果に関する論文は2,000報を超えており、様々な角度から水素吸入水素水の摂取による影響を研究されています。

水素はうすコラムでは、これまで多くの疾患に対する水素吸入や水素水の摂取による影響を研究した論文を紹介してきました。

 

それでも、まだ「水素吸入はエセ医学だ!」とか、某医学YouTuberが「水素水に水素なんて入ってるわけないじゃん」といった、根拠も示さず簡単に決めつけてしまう、いわば風説のような言論が信じられてしまうのはなぜでしょうか。

 

それは、公的な承認がまだ無いことであったり(実際は医療認証を取得するプロセスの中、海外では取得が進んでいる)、最も多いのは「水素」は無味無臭無色であって、水素水は水と見た目も風味も全く変わらない水素吸入は空気を吸っているのと感覚が変わらない、といった「感じにくさ」があったり、消費者センターの公表を誤読したり悪意のある編集をした切り取り記事をうのみにしてしまったり、その理由はとても複合的であると思われます。

 

それでも、海外では実際、特にアジア太平洋地域では徐々に医療承認が進んできたり、西洋諸国ではウェルネス志向の高騰により水素水や水素吸入器の市場が拡大していたりしています。

かつて日本は水素医学において先駆者として走っていたのですが、このままでは水素医療業界においても日本が取り残される可能性が出てまいりました!

 

そして、今回紹介する論文ですが、健康状態で長期(最長半年間)の水素摂取が及ぼす影響について調査したものですが、その論文の中に以下のようなコメントがあります。

「研究のほとんどは、病態における水素の保護的役割に焦点を当てたものであり、正常状態における生理機能に対する水素の影響はほとんど無視されてきた

 

つまり、健康な人が水素摂取をすることの影響について、あまり多く言及されていなかったがため、感覚的に「水素水って、水素吸入って、何も変わらない」と思われていることが多いのではないかと思います。

そこで、今回は敢えて健康な状態で水素水を摂取したり、水素吸入をした論文が公表されていますので、こちらを紹介し、健康な方が水素を摂取することで臨めることに関してご紹介していきます!

※ただし、本論文はラットモデルを用いた研究論文の為、ヒトへの影響については考察的実証であることにご留意ください。

 

 

6か月間の水素水・水素吸入での体重と血液検査の変化[1]

実験でされた水素水と水素吸入の条件

水素水は「溶存水素濃度が600μM以上に維持されたものを使用」とあります。これは、ppmに変換すると約 1.21 ppmの水素水となります。

水素吸入は、4%水素ガスが含まれた空気を自発呼吸により摂取、1回1時間を1日2回実施しました。

 

各種モニタリング結果は以下の通り

項目

HRW(水素水)

HI(水素ガス吸入)

体重

影響なし(4週目のみ変化:p = 0.0004)

1週目~6ヶ月目で減少、6ヶ月目に最大8.68%減(p = 0.013)

空腹時血糖値(FBG)

変化なし

変化なし

尿酸(UA)

変化なし

6ヶ月目に有意な低下(p = 0.020)

トリグリセリド(TG)

4ヶ月目に低下(p = 0.012)

一部変化(有意でない時点も多い)

総コレステロール(TC)

2・4ヶ月目に低下傾向(p ≈ 0.075)

4ヶ月目(p = 0.0077)、6ヶ月目(p < 0.0001)で有意に低下

HDL-C

1週目に低下(p = 0.011)

4ヶ月目(p = 0.039)、6ヶ月目(p = 0.0036)で有意に低下

LDL-C

2ヶ月目に低下(p = 0.0040)

6ヶ月目に有意に低下(p = 0.0005)

ALT(肝酵素)

変化なし

一部時点で低下傾向(例:2週目、p = 0.039)

AST(肝酵素)

わずかに低下(p = 0.0597)

4週目(p = 0.024)、2ヶ月(p = 0.0019)、6ヶ月(p = 0.0053)で低下

TBA(総胆汁酸)

2ヶ月目に最大54.58%低下(p = 0.0011)

6ヶ月目に低下(p = 0.026)

LDH(心筋酵素)

3週目に最も低下(p = 0.0055)

2週目に最も低下(p = 0.0041)

HDB(心筋酵素)

3週目に低下(p = 0.0069)

2週目に低下(p = 0.0066)

CK(心筋酵素)

3週目に低下傾向(p = 0.061)

2ヶ月目に有意に低下(p = 0.0028)

CK-MB(心筋酵素)

3週目に低下傾向(p = 0.052)

2ヶ月目に有意に低下(p = 0.0015)

備考

  • 「有意に低下」とは、通常 p < 0.05 を指します。
  • HRWは主に緩やかな改善、HIは顕著な効果を示しています。
  • 心筋酵素、肝機能、脂質代謝の面ではHIがより効果的です。

 

結論(簡易)

水素吸入(HI)は、体重減少、尿酸値・脂質・肝機能・心筋酵素の改善において特に顕著な効果が見られた。

水素水(HRW)も一部項目で効果が認められるが、水素吸入(HI)に比べて限定的

 

本結果では、水素吸入が水素水より顕著な効果を示した、と結論付けられました。

ですが、水素水においても、効果が認められたという結論には違いありませんので、双方の費用対効果や利便性、導入のしやすさなどは考慮される必要があるかとは感じました。

 

健康状態での水素摂取においても血液状態が改善傾向にあり、関連する生活習慣病等の予防に

論文には、「これまでの研究で、H2投与は心筋梗塞、心不全、毒素誘発性心筋傷害を予防し、高血圧や移植傷害によって誘発される心機能を改善することが示されている。

我々の研究では、血清心筋酵素スペクトルに最も顕著な変化が観察された。これらの証拠は、H2が正常状態において心機能を改善する可能性を示している。」とあり、健康状態での摂取においても大いに水素の影響が見られたという結論になっていました。

 

また、本論文からもわかるように「継続して確認された効果」ということです。

さまざまな理解の中で水素を正しく取り入れることで、初めて水素の実感が得られるものと存じます。

 

水素の摂取は、薬のような特効薬ではなく、継続して初めて実感につながることが各種論文においても証明されています。詳細は下記記事にてご紹介しておりますので、ぜひご参照ください。

 

 

日常生活へどのように取り入れるか想像するのが第一歩

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もっと水素について知りたい方はこちら

水素吸入のHOW TOが知りたい方に嬉しい記事

濃度(%)・量(cc)の考え方 – 初心者のための水素吸入ガイド【1】

吸入する時間・タイミング – 初心者のための水素吸入ガイド【2】

家庭用の水素吸入器をおすすめする理由と選び方 – 初心者のための水素吸入ガイド【3】

 

水素水と水素吸入の違い

摂取水素量: 5分=20リットルにあたる?【1】

主な摂取経路:経路の違いによりそれぞれ異なる強みがあり【2】

応用した摂取方法:水素風呂、水素ミストやアイマスク、水素ルームなど【3】

 

引用文献・関連記事

[1] Zhi-ming Xun et al. Effects of long-term hydrogen intervention on the physiological function of rats. Scientific Reports volume 10, Article number: 18509 (2020) 

 

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