「水素水は効果ない」と消費者庁・国民生活センターを理由にする記事は悪質です
2025年6月24日

水素水や水素吸入に関するWEB上に出ている情報は様々。
中でも悪質なのは、何の根拠もなしに「水素水はただの水」「エセ科学」と罵る口から出まかせコメント、更に悪質なのは、「水素はすぐ抜けるから」「水素は解けたらイオンになるだけだから」「動物実験しかやってないから」といった、もっともらしい事をイメージだけでコメントし、ユーザーを説き伏せようとしたりするコメントで、テキスト記事においても、YouTubeはじめ動画記事でもとても多いです。
こうしたものは十分な検証をされている方に比べて時間もかからずコメントできてしまいますから、なお悪質と言えます。
そんな中でも、最も悪質なのが「消費者庁・国民生活センターを理由に水素水は効果がない」と言い切る記事です。
その理由は、2016年に国民生活センターが公表した報告書『容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」-「水素水」には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です-』[1]においても、2022年に消費者庁が公表した『水素水生成器の販売・レンタルサービスの提供事業者4社に対する景品表示法に基づく措置命令について 』[2]についても、「水素水・水素吸入は効果がない」との評価は一言も書かれていないからです。
そもそも、国民生活センター、消費者庁、これらは公的・法的に商品等に関する適正評価を行う機関ですから、科学的根拠(例えば、水素が効果があるかないかといった)を検証するような機関ではない、ということです。
この点だけ見ても、国民生活センターや消費者庁を理由に「水素水は効果ないと評価された」ということ事態、とてもおかしな話です。
そこで、これらを調べるとすぐに出てくるこういった記事に関して、どのように違和感があるかについて筆者目線でご紹介したいと存じます。
悪質な印象操作記事の例
某メーカー「アルカリイオン水以外の水素水の効果については、効果が認められていません。」(2024年)
「水素水 効果なし」と調べると上位に表示される某サイトの記事中にこういった表現が記載されています。
「水素水の効果はあるの?ないの?」というタイトルから、記事の中には「効果が認められていません」と書いてあります。
これを見た方は「ああ、効果ないのか」という印象を持たれる可能性があります。ですが、こちらも確信を迫る部分では「効果はない」とは書かれていないところが悪質です。
なぜ書いていないのか、それはこの筆者も効果がないとは書ききれないからです。
「効果が認められていない」とは、「効果が(あるかもしれないし、ないとも言い切れないけれども、まだ水素吸入はじめ水素医療研究プロセスは国の承認を申請するプロセスの最中にあり現時点では)認められていない」ということになります。
こうした知見を持っていないと「効果がない」という表現を避けることがないため、より悪質な印象操作と言わざるを得ません。
そこにはこんな内容も「水素水が肌に良いという説に、論文発表報告などの科学的根拠はありません。」
そんな論文はないとも受け取りかねない表現ですので、論文発表などはあることに関しては下記ご参照ください。
自社のブランドを守るために、相手をさげすむような表現をする行為は、とてもスマートとは言い切れません。
産経新聞「「水素水」はただの水!? 国民生活センターが衝撃調査」(2017年)
この記事はあからさまな悪質な印象操作記事の一例です。
国民生活センターが公表した報告書『容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」-「水素水」には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です-』に掛かれている結論は、「悪質な企業により販売されていたパッケージ型水素水を調べた結果、水素は含まれていませんでした」です。
「水素水」はただの水!?は、「水素水は効果がなく、ただの水だった!」ではなく、「水素水として販売されていた水は、実は水素が含まれていないただの水だった!」です。
これこそ、メディアらしい切り取り記事と言っていいと思います。
詳しくは、下記記事をご参照ください。
某美容情報サイト「ウソがばれた水素水を、引き続きウソをついて売る理由」(掲載年度不明)
この記事は、悪質というよりは劣悪記事です。もちろん超悪質ではあります。
「水素水には健康になる効果は一切なく、『ただの水』であることが周知の事実になりました。」とまで言い切ってしまっています。とても残念ですね。
研究者は日々、たゆまない努力の中に、人類を救うべく健康に関する研究を行っているわけです。
化粧品開発者・創業者と名乗る方が報告書の内容を確認もせず、切り取り記事に流されてか「効果は一切ない」と一蹴することがいかに悪質なことかは言うまでもありません。
それでも、○○医師であったり、医療マニアとか、フォロワーがそこそこ多いような方が、こういった劣悪情報でユーザーを先導することが少なからずあることは、とても残念でなりません。
下記に、個々人がそれぞれの判断材料となり得る検証論文の正しい情報をご紹介します。
もちろん、これらを確認しても「効果は一切ない」と断言するかに関しては、個々人の判断にお任せいたします。
その他多数
その他、某知恵袋サイトやXやYouTubeをはじめとしたSNSにおいては、このような発言が山のように見られます。
そうした時は、こうした知見をもって、見るに足り得る情報であるか、より違う視点から調査してみるべき情報であるかなど判断していただくことを切に願います。
水素に関する医療の最前線についてはこちらをご参照ください
【2025年】日本国内の水素医療研究の最前線、2025年度事業計画|水素水・水素吸入・高濃度水素ゼリー
かつて先進医療Bだった「水素ガス吸入療法」の今 – 厚生労働省等の公表
世界の水素水市場が急成長!2032年までに120億ドルに達する見込み、健康意識の高まりが牽引役
引用文献
[1] 容器入り及び生成器で作る、飲む「水素水」-「水素水」には公的な定義等はなく、溶存水素濃度は様々です- |国民生活センター [2] 水素水生成器の販売・レンタルサービスの提供事業者4社に対する景品表示法に基づく措置命令についてこの記事に関連する#ハッシュタグ「#ハッシュタグ」ボタンをクリックすると関連記事を検索していただけます。
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