高血圧を予防・改善したい方は水素吸入を試すべき – 慶応大研究グループが降圧効果を証明した論文を発表
2025年3月8日

※この記事は各研究機関が公式に発表している論文等のデータを基に配信しております。詳しくは「引用文献」をご参照ください。
「高血圧」は、喫煙と並んで日本人の生活習慣病死亡リスクに最も大きく影響する要因であると言われています。
もし高血圧が完全に予防できれば、年間10万人以上の人が死亡せずにすむという驚きの推計[1]まで出されているくらいです。
そんな中、「水素吸入」が「高血圧」の予防や改善に繋がるといった研究論文と実際に下がったという利用者[2]の声が公表されていることをご存じでしょうか?
今回は、なぜ「高血圧」に「水素吸入」が注目されているのか、そのメカニズムから効果に対する期待についてご紹介していきたいと思います!
高血圧とは?[3]
高血圧の特徴
高血圧は、血圧が高いという病態で、具体的には最高血圧が140mmHg以上、最低血圧が90mmHg以上の場合に診断される症状を言います。
高血圧は動脈硬化をもたらしあらゆる生活習慣病に繋がり、脳出血や脳梗塞、大動脈瘤、腎硬化症、心筋梗塞、眼底出血などの原因となります。
高血圧の原因
高血圧には、「本態性高血圧症」「二次性高血圧症」があり、日本人の8~90%は「本態性高血圧症」であると言われています。
「本態性高血圧症」の要因は以下のような生活習慣にあると言われています。
- 塩分の摂り過ぎ
- 肥満
- 過度の飲酒
- 運動不足
- ストレス
- 喫煙
- 加齢
- 体質
毎日1時間の水素吸入が自律神経のバランスを整え、降圧効果を発揮[4]
水素の健康に関する論文は世界で2,000報以上
水素と聞くと「本当なの?」という方が多いかと思いますが、すでに水素の健康に関する論文は世界で2,000報以上報告されています。
水素はうすコラムでも多くご紹介していますが、ヒトに対する臨床試験も多く進んできており、海外では「水素吸入器」の認可が進み始めていますので、ぜひ他の記事もご参考ください!
慶応義塾大学病院より公開された論文と研究の背景
2020年11月、慶応大学水素ガス治療開発センターの佐野准教授らの研究グループは、日本獣医生命科学大学との共同研究により、Natureの『Scientific Reports』へ「高血圧モデルラットにおける水素ガスの日常吸入による血圧低下効果」といった論文を発表しました。
その論文に記載された「研究の背景」には、以下のような記述があります。
「高血圧の原因の一つは、脳からの交感神経出力の過度の増加にあると考えられています。(中略)我々は水素ガスの単回吸入後の体内動態の結果(Sano M, PLoS ONE, 2020)から、吸入という手段を使うことによって、水素を効率よく脳に届けて、脳からの交感神経出力を抑えることにより血圧を下げることができるのではないかと考えました。」
4週間、1日1時間の1.3%水素吸入で高血圧が有意に改善
「毎日1時間の水素吸入によって、夜行性のラットが安静に過ごす昼間だけでなく、活動が活発で血圧が上昇しやすい夜間の高血圧も改善していることが明らかに」と報告。
さらに「自律神経活動を評価したところ、血圧と心拍数の減少と一致して、自律神経機能障害(交感神経の過度の活性化と、副交感神経の活動性の低下)が、水素吸入によって改善されることが証明」されたと報告されています。
高血圧が改善されたのみならず、副交感神経の低下によるストレスの軽減が確認されたとあります。
これは、ストレス性の睡眠障害の予防にも期待される報告結果にもなっています。
水素吸入が、脳卒中・循環器病の予防や治療の一助になる可能性が期待
今回は、マウスモデルによる検証の結果であることは前提としなければなりません。
それでも、論文には下記のような結論が報告されています。
「交感神経系の活性化は、高血圧の成因となるばかりではなく、直接的に臓器障害の進行を加速させます。
本成果から水素吸入の降圧効果は、効率的に脳に運ばれた水素が交感神経系の過度な活性化を抑えるという機序に基づくことが示唆されました。
水素吸入が、脳卒中・循環器病の予防や治療の一助になる可能性が期待されます。」
さらに「過度な飲酒」による二日酔いの予防に関しても論文が
高血圧の原因の一つに「過度な飲酒」が上げられていますが、この点についても水素吸入には効果が期待されている論文があります。
「まさか、」と思われる方もいらっしゃると思いますが、こちらもしっかり公的な機関による論文の中で結果が示されているのです。今や水素は憶測だけで語るものではなくなってきております。
こちらは、別の記事にてご紹介しております。
水素吸入を試してみましょう
水素吸入を試せるスポットは多数
水素吸入は「水素吸入器」により、カニューラを通して直接肺から水素を摂取する方法です。
水素吸入をまずは試してみたいという方は、水素吸入を実施しているクリニックや医院、水素吸入ができる水素吸入サロン、販売店のお試しスペースなどがあります。
水素吸入サロン&カフェ 水素はうす+西院菜梵
「水素サロンはハードルが高いわぁ」という方には、コーヒーや高濃度水素水を飲用しながらでも水素吸入ができるカフェがとてもおすすめです。
水素吸入のご利用無しでも手軽に入れるカフェなどでしたら、水素に詳しいご主人のお話を聞きながら「はじめかた」のお話も聞けるかも。
「水素」に興味ある方のはじめる第一歩として、とても使いやすいお店です。
水素吸入のHOW TOが知りたい方に嬉しい記事
濃度(%)・量(cc)の考え方 – 初心者のための水素吸入ガイド【1】
吸入する時間・タイミング – 初心者のための水素吸入ガイド【2】
家庭用の水素吸入器をおすすめする理由と選び方 – 初心者のための水素吸入ガイド【3】
水素水と水素吸入の違い
摂取水素量: 5分=20リットルにあたる?【1】
主な摂取経路:経路の違いによりそれぞれ異なる強みがあり【2】
応用した摂取方法:水素風呂、水素ミストやアイマスク、水素ルームなど【3】
引用文献・関連記事
[1] Ikeda N, et al. What has made the population of Japan healthy? Lancet 2011; 378:1094-1105. [2] 『人生100年の健康づくりに医師がすすめる最強の水素術』宮川路子 (著)【楽天】 [3] 高血圧 | e-ヘルスネット(厚生労働省) [4] 毎日1時間の水素吸入が自律神経のバランスを整え、降圧効果を発揮 多村知剛(救急科)、佐野元昭(循環器内科)、小林英司(ブリヂストン臓器再生医学寄附講座)|KOMPAS
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