水素吸入と水素水の違い【1.摂取水素量: 5分=20リットルにあたる?】
2024年12月6日
「水素」の美容・健康に関する情報を調べていくと「水素水の飲用」「水素吸入」のような摂取方法が良く出てきますが、手軽さの観点や導入のしやすさでは、いまでも「水素水」から導入される方が少なくないと思われます。
ただ、実際「水素水」を利用したユーザーの方も、あまりよくわからず摂取したという方が全体の6割というアンケート結果もあるほど、水素に関しては「とりあえず導入してみた」という方が多いのが現実のようです。[1]
そこで、今回は具体的に「水素吸入」と「水素水」の違いに着目して、どのように摂取することが望ましいか、どういった違いがあるのかをご紹介し、正しく導入していただくための情報をお伝えしていきたいと思います!
水素水の水素摂取量について
1気圧下で水素水の飽和量は約1.6ppm
通常、水素水の中に含まれている水素分子の量は、1気圧のもとで最大1.6ppmであることが分かっています。
ppm(parts per million)とは、100万(million)分のいくつかを表す割合の単位ですので、例えば1リットルの水の中に1.6ppmの水素分子が含まれる場合、その水素分子の量は1.6mgに相当します。
1.6mgの水素分子が気化した場合、約18mL相当の水素ガスに換算することができます。
※[計算式]水素ガスH2の分子量は2ですので、1.6mgは0.0008mol。
標準状態の下では、状態方程式PV=nRTから、V[体積]=0.0008(mol)・0.082(L・atm/mol・K)・273(K)/1(atm)≒0.018L=18mL
1.6ppm水素水1リットルから摂取できる水素ガスは18mL相当
つまり、1.6ppmが保たれた状態の水素水を通常摂取することで、最大18mL相当の水素を摂取できることになります。
但し、水素ガスはとても運動性の高い物質ですので、温度管理、圧力管理の状態によって含まれる量はだんだんと減っていくことになります。
水素吸入の水素摂取量について
水素吸入器の性能に依存する
水素吸入器の場合、精製水から電気分解により2 H2O→ 2 H2 + O2という具合に水素ガス(H2)を取り出すことになります。
例えば、水素はうす製のSH-150(イメージ写真中の水素吸入器)をモデルケースで考えると、水素濃度99.9998%の水素ガスを毎分150mL発生する水素吸入を使用した場合、例えば5分間水素吸入を行ったとすると最大150mL/分 × 5分 =750mLの水素ガスを摂取できる可能性があることになります。
もちろんすべてが体内に摂取されるわけではありません
これは水素水にも言えることですが、肺呼吸により肺胞の毛細血管に含有されていく水素の量は一定の割合になります。
例えば、750mLのうち50%程度が体内に摂取されると仮定すると、5分で375mL程度の水素ガスを体内に摂取したということになります。
水素ガスの単純摂取量で考えると圧倒的に水素吸入が効率的
毎分150mLの水素吸入5分は1.6ppm水素水20Lに相当
単純計算で、簡単には比較することはできませんが、計算上1.6ppm水素水を水素吸入と同程度の水素量摂取する場合、
375mL(毎分150mL5分水素吸入) ÷ 18mL(1.6ppm水素水1L) ≒ 20
となりますので、毎分150mLの水素吸入器で5分間水素吸入を行ったものと同様の水素量摂取するためには、20Lもの水素水を摂取する必要がある計算になるのです。
だからといって水素水が劣っているというわけではありません
今回の結論としては「水素吸入」の方が水素量を摂取するうえでは効率が良いことは明らかではありますが、摂取のメカニズムは全く異なります。
水素吸入は肺から毛細血管へ水素が含まれて行きますので、毛細血管を通して各種器官へ水素分子を巡らせることになりますが、水素水は消化器官系へ流入していきますので、特に胃や腸など第2の心臓ともいわれる重要な器官へ働きかけることになります。
ベストで言えば、水素吸入と水素水摂取をバランスよく行うことが良いと言えます。
そのメカニズムについては、次回取り扱いたいと思います!
水素吸入器は水素水生成ボトルで水素水を作ることもできます
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[1] 水素水飲用経験者は全体の20%程度も…。水素水に疑問?本当にただの水なの? 実際は「水素濃度1.2ppm程度」で、BMI低下、疲労や眠気、緊張感の軽減等に効果があるという論文が!(アットプレス)この記事に関連する#ハッシュタグ「#ハッシュタグ」ボタンをクリックすると関連記事を検索していただけます。
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