【水素吸入器】濃度(%)・量(cc)の考え方 – 初心者のための水素吸入ガイド【1】

2024年9月6日

※この記事は各研究機関が公式に発表している論文等のデータを基に配信しております。詳しくは「引用文献」をご参照ください。

 

水素吸入をはじめて検討されるとき、必ず目にする情報に「水素濃度(%)」「水素発生量(cc)」「毎分・最大」といったものがあると思います。

そんな時、考えがちなのは「多ければ多いほどいいのかな?」とか、「水素濃度高いと爆発しない?」といった想像をしてしまうことが多々あると思います。

 

そこで、今回はそんな「水素吸入」初心者・未体験という方に大事な「水素の人体に対する濃度・量」に関する情報をお届けしたいと思います。

 

臨床試験では”2%”水素吸入療法がおこなわれた

慶応大医学部と東京歯科大らの臨床実験報告(2023年)

2016年に先進医療Bに指定された「水素ガス吸入療法」は、慶應義塾大学医学部からの申請を受け厚生労働省が効果と安全性を期待し世界に先駆けて認証しましたが、その後コロナウイルス感染症拡大の影響により臨床試験の予定症例数を大きく下回るため中止基準に該当すると判断され、臨床治験が中止、2022年に「取り下げる」といった判断がなされました。

 

「水素ガス吸入療法」についての先進医療認定取り下げは、水素の安全性や効果が否定されたということではなく、追って2023年に提出された臨床治験の結果報告レポートは「水素吸入療法が院外心停止患者の救命および予後の改善に効果」と題され、「効果」と断言するに至っており、水素の効果に対する検証は期待されながら今なお着実に進められています。

 

その論文の中では、具体的に「東京歯科大学の鈴木昌教授(慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート特任教授)と慶應義塾大学医学部救急医学教室の本間康一郎専任講師、同内科学教室(循環器)の佐野元昭准教授らは、慶應義塾大学グローバルリサーチインスティテュート水素ガス治療開発センターの活動のなかで、国内15施設が参加した多施設共同二重盲検無作為化比較試験を行い、病院外で心停止になり心肺蘇生で心臓の拍動は回復したものの意識が回復しない状態で2%水素添加酸素吸入(水素吸入療法)を行うと、死亡率が下がり、意識が回復して後遺症を残さずに社会復帰する可能性を高めることを示し」た、と研究結果が報告されています。[1]

 

ちなみに、この”2%”とは、呼気中の水素ガス混合割合が2%ということであり、よく水素吸入器の仕様等に記載されている水素濃度99.9995%など電極等から発生する水素ガスの水素濃度とは別のものを指してることにご注意ください。

 

なぜ”2%”なのか?

脂質の過酸化反応抑制作用での水素の効果の用量依存性を調べた論文[2]では、0.3%の水素では効果がなく、1.3%で有意な結果、2.5%ではさらなる効果が観測されています。

その他にもマウス等の動物実験、細胞レベルの実験では2%と比較して2%以上に濃度を上げても水素の治療効果に上乗せ効果がほとんど見られないことから、人体に使用する際も2%以上の高濃度水素ガスを選択しなくても良いとの判断が標準となり、ヒトに対する臨床実験においても2%が選択されるに至っています。

 

“2%”水素吸入は”〇cc”のこと?

ヒトの毎分呼吸量

1分間あたりにヒトが呼吸し肺から吐き出される空気の量は、これまでの研究で標準で毎分6,000cc~8,000ccと算出されています。[3]

 

呼吸量に水素を2%含める

ヒトの毎分呼吸量が平均7,000ccと考えると、

7,000cc/分 × 2% = 140cc/分

となり、“2%”水素吸入とは毎分約150ccの水素量を考えることができます。

 

このことから、水素吸入をされる際は「毎分150cc以上の水素を発生させる水素吸入器」をご利用されることをおすすめします。

 

水素は爆発するから危ない?

水素の安全性について[4]

もう1点、よく「水素ガスは爆発するから危ない」という思いがよぎることがあると思います。

 

水素ガスが可燃性を持つのは、空気中に水素が4%~75%の間の割合含まれ、かつ、500℃以上の高温といった特定条件下のみの場合となります。

特に、水素は宇宙で最も小さい分子ですので、特殊な環境下でなければガラスさえ突き抜けるような気体であり、空気よりも約14分の1という驚異的な軽さの気体ですので拡散速度もはやく、部屋の中を充満するということは通常ありません

 

水素を持ち運ぶ技術

通常とどまりにくい物質ですので、水素ステーション等の技術で使われている水素は、高圧下もしくは超低温の液化した状態での運搬など、特殊な環境下において管理されたりしております。

ですので、通常はとどまることの知らない気体であり、基本的には安全に取り扱うことができます。

 

結論・まとめ

水素吸入を検討される際に、「水素濃度(%)」「水素発生量(cc)」という表示を目にすることがありますが、その時は「2%水素吸入」という考え方を基準に、「毎分150cc」以上を基準に、肺から取り入れる割合を考えて300cc程度をベースにご検討されると良いでしょう。

水素発生量が少なくパワーの弱いものは全く効果がないといっても過言ではありません。

 

ぜひ、水素吸入器をご覧の際は、その点に注意してご検討ください。

 

おすすめの水素発生量 150cc/分 以上の水素吸入器

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水素はうすでは、水素吸入器による水素摂取が生活スタイルに取りこみやすい方法としておすすめしております。

最後に水素吸入器をおすすめする理由についてご紹介したいと存じます!

 

水素吸入器をおすすめする理由

就寝時や生活空間で長く確実に水素摂取ができる

最新の水素吸入器は、2時間・4時間等のタイマー付きで静音性も高く、就寝時の利用や、軽量化に伴い持ち運びも簡単にでき、旅行先や職場での利用も可能、生活の一部に取り入れることができる設計になっています。

 

もちろん「水素水の飲用」でも確実に水素摂取は可能ですが、気体としての性質上に注意した摂取の方法が必要となります。一方、水素吸入器はカニューラを用いて、直接吸入器から発生した水素ガスを吸入できますので、より確実に水素を体内に取り入れられるといえます。

 

水素水生成ボトルで水素水生成も可能

また、H2飲料ボトルをマシンに繋ぐだけで、豊富な水素水を5分以内に生成する機能もあり、手軽に水素水を飲用することもできます。
水素水専用のパウチを使用し、水素濃度を一定に保ったまま外出先にも持っていくこともできますので、毎回の消耗品として水素水を生成できるものが身近にあることも、水素吸入器をおすすめする理由の一つとなります。

日常生活へどのように取り入れるか想像するのが第一歩

水素吸入を体験してみよう

水素吸入は、水素吸入器を取り入れたクリニックや、水素サロンなど施設で体験することが可能です。

水素はうすでは、水素サロンと京町屋喫茶を融合した店舗「水素はうす+西院菜梵(ベジぼん)」を運営しております。専用ページからご予約も可能ですので、ぜひご確認ください。

 

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引用文献

[1]水素吸入療法が院外心停止患者の救命および予後の改善に効果-全国の救急医療機関で実施した臨床試験結果報告- – 慶応義塾大学

[2]K. Iuchi. Molecular hydrogen regulates gene expression by modifying the free radical chain reaction-dependent generation of oxidized phospholipid mediators. Sci Rep. 2016 Jan 7:6:18971. doi: 10.1038/srep18971.

[3]毎分呼吸量 – EMF-Portal

[4]職場のあんぜんサイト:化学物質:水素 – 厚生労働省

 

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